2021年入社。先端技術の研究開発担当。オシロスコープなどの製品を通じて、学生時代から岩崎通信機の社名はよく知っていた。専攻の機械学習の知見を活かして技術者として成長できる環境があること、世の中に貢献する開発ができることにひかれて入社を決める。インドア派で、休日は自宅でプログラミングやゲームなどを楽しみながら過ごす。
新製品開発につながる
新たなシーズの研究
私が所属する部署は、新製品の開発につながる技術的なシーズの研究・開発を行っています。私は学生時代にAIの研究をしており、その経験を活かしてさらに研究を続けたいと考えて、先端技術の研究開発を行う部署への配属を志望しました。最初に取り組んだのは、電話機やチャットツールを統合した新しいコミュニケーションツールの開発です。具体的には音声をテキストに変換するための機械学習関連の研究を行いました。
現在は、複数台のカメラから取り込んだ映像によって3次元空間を生成する研究に取り組んでいます。これは当社の製造現場におけるDX化に資するもので、工場にカメラを設置することで録画やリアルタイムでの確認、分析ができます。生産の業務効率化に貢献できるものです。生産現場以外への応用も期待されており、製品化を目指して研究を進めています。
メーカーの
研究開発者ならではのやりがい
やりがいとしては、なんと言っても自分の希望したAI関連の研究ができていることが挙げられます。私は採用面接の際にそうした志望を伝えており、私の熱い想いを十分にくんでくれたことに感謝しています。若手に対してチャレンジの機会を用意してくれることは、岩崎通信機ならではの魅力的な風土です。また、仕事の進め方も任されています。最先端の分野なので正解はなく、英語の論文などを調べながら自分で前に進んでいかなくてはなりません。暗中模索ではあるものの、自分で道を拓き、成長しているという実感が得られます。
今までで印象的だったのは、社内展示会で自分の研究成果を発表したことでした。発表に対しては大勢の社員からフィードバックをいただき、そのすべてが次の成長につながると感じられました。中には厳しい意見もあったのですが、それも同じ会社の仲間だから言ってもらえることだと前向きに受け止めています。この経験を活かし、研究開発にまい進していきたいです。
AIのエキスパートとしての
自負のもとで
メーカーで研究開発を担当していますから、新製品の開発につながる成果を生み出したいというのが大きな目標です。将来的に私の携わった技術を搭載した製品が世の中に出たら、きっと大きな達成感が得られるでしょう。岩崎通信機と言えば長く電話機の会社というイメージだったと思うのですが、新たな代名詞になるような製品を開発できたらというのが私の夢です。
また、研究開発チームをリードしていける人材になることも目標です。特にAIに関しては私が社内で一番のエキスパートであると自負しており、その知見を後輩に伝えていかなくてはならないと感じています。以前、後輩にアドバイスする機会がありましたが、考えていることをうまく言語化できないことに気がつき、新たな課題を自覚しました。後輩に教えることで自分も一緒に成長することを目指していきます。