製品情報

全自動で高周波まで正確なコアロス測定

-軟磁性材料の研究・開発から生産検査までのデファクトスタンダード-

高確度・高精度なコアロス測定

スマートフォンや電気自動車をはじめ、家庭やオフィスで使用される家庭用電子機器や工場で使用される産業用電子機器になどには、モーター鉄心や変圧器、コイルなどの軟磁性部品が欠かせません。岩崎通信機株式会社では、1987年に軟磁性材料の磁気特性を測定するB-Hアナライザを発売して以降、現在まで高周波まで正確にコアロスを簡単に測定できる装置を提供し続けてきました。
近年、機器の小型化・低消費電力化には半導体デバイスの進展だけでは困難になっており、軟磁性部品の高周波化・低コアロス化が欠かせない状況です。
そこで当社は、測定アルゴリズムを見直し30MHzまで正確にコアロスを測定できる軟磁性材料用交流B-HアナライザSY-8264を新たに開発しました。従来10MHzを超える測定には、主に研究用途として共振法やインダクタンスキャンセル法を採用した装置が使用されてきましたが、SY-8264を使用することで誰でも簡単に30MHzまでのコアロスを測定することが可能となります。

特長

  • 10Hz~30MHzの広帯域測定周波数(SY-8264(30MHzオプション付き))
  • 10Hz~10MHzの広帯域測定周波数 (SY-8218)
  • 最大電圧±150V、最大電流±6A、~5MHzまで印加するハイパワーアンプ (SY-5001)
  • 車載部品規格 AEC-Q200 Grade0に対応、最大4個の試料の温度特性(-55ºC~+180ºC)を自動測定 (SY-330)
  • 最大41個の試料の温度特性(-30ºC~+150ºC)を自動測定 (SY-321A)
  • 長さ36mm以上(幅35mm以下)の小片単板試料の測定を実現 (SY-956)
  • DCバイアスを最大30Aまで重畳した測定を実現 (SY-960/961/962)

各種軟磁性材料の様々な部品形状の磁気特性を測定

各種軟磁性材料の様々な種類

全自動測定

試料パラメータ(実効磁路長、実効断面積、巻線数など)と測定条件(周波数、最大磁界、最大磁束密度、最大誘起電圧、最大励磁電流)の設定のみでB-Hカーブを自動取得し、各種磁気パラメータを全自動で測定します。

 試料条件、測定条件

オプションによる測定も全自動

恒温槽スキャナや小型単板磁気測定装置、DCバイアス・テスタなどのオプションもリモート・コントロール・ソフトウェアSY-810から全自動制御可能です。

恒温槽スキャナ・システム

恒温槽スキャナ・システム

小型単板磁気測定装置SY-956・システム

小型単板磁気測定装置

DCバイアス・テスタ

DCバイアス・テスタ

各種測定

スイッチング電源やDC-DCコンバーターは、小型化・高効率化を図るため、スイッチング周波数が高周波化されています。これらに使用されているトランスやチョークコイルは一般に、高周波化にともない損失が増大します。損失の原因は、これらの部品のコア材のコアロス(磁心損失)で、主にヒステリシス損失と渦電流損失に分類されます、時にはこれらの損失による発熱でコア材そのものの磁気特性が変化し、重大な障害を招くことがあります。 B-Hアナライザーは、軟磁性体の低周波からMHz帯の高周波までの広範囲なコアロスを高精度に測定することができる唯一の測定器です。


B-Hカーブ測定

磁性材料は、用途により磁気飽和が大変重要になります。磁気飽和はB-Hカーブを測定することによって知ることができます。使用したい条件でB-Hカ-ブが飽和してしまうと、インダクターとしての役割は期待できなくなります。
B-Hアナライザーは、軟磁性体の低周波からMHz帯の高周波までの広範囲なB-Hカーブをあらゆる条件で高精度に測定することができる唯一の測定器です。


透磁率測定

モーター、アクチュエーター、リレーに使用されるコア材にはケイ素鋼、軟鉄、パーマロイ等が使用されています。これらの材料は加工や熱処理により磁気特性が変化することが知られています。 B-Hアナライザは、これらの部品の低周波からMHz帯の高周波までの振幅透磁率をはじめとした磁気特性値を測定し、加工や熱処理の材料へ及ぼす影響に関するデータを提供できる唯一の測定器です。