概要 各種機能 スイッチング解析
ソフトウェア DS-821
雷インパルス電圧解析
ソフトウェア DS-822

雷インパルス電圧解析ソフトウェア DS-822

DS-822は、JEC-0203 2022 付属書Eにて規定された手順に沿って試験電圧関数 (k-factor) を適応した解析結果を表示できるソフトウェアです。

雷インパルス試験例

主な特長

 ● 主対応規格   
  JEC-2023:2022 (高電圧試験一般)   
  JEC-0204:2022 (高電圧試験用測定システム)   
 ● 対応構成   
  DS-8034 測定器要求規格 (※JEC-0221 2007 適合)   
  DS-822 ソフトウェア要求規格 (JIS C 61083-2 2016 適合)

全波波形測定例

裁断波形測定例

k-factor 適応後の解析結果

新旧規格の評価方法の違い

新規格 JEC-0203:2022 旧規格 JEC-0202-1994
試験電圧関数(k-factor)を適用し、常に重畳高周波振動を補正評価する。

  1. 基礎波形算出
   ⇒記録波形に二指数関数のカーブフィッティング処理
  2. 残差波形算出
   ⇒記録波形-基礎波形
  3. 残差処理波形算出
   ⇒残差波形に試験電圧関数特性のデジタルフィルタ処理を行う
  4. 規約試験電圧波形算出
   ⇒基礎波形+残差処理波形


重畳高周波振動の周波数により評価手順が異なる。

  1. 重畳振動波形:500kHz未満の場合
   ⇒測定波形から波高値を求める
  2. 重畳振動周波数:500kHz以上で振幅が波高値の5%以内の場合、
   またはオーバーシュートの継続時間が1µs以下で
   振幅が波高値の5%以下の場合
   ⇒平均曲線から波高値を求める

  【問題点】1、2 どちらを採用するか判断できない場合があり、
       また、平均曲線の引き方が明確ではない。

試験電圧関数の適応の流れ